前回のテーパリング時の個別銘柄の動き 日本郵船(9101)編 テーパリングの影響は?前回の動きと今回の予想

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前回のテーパリング

リーマンショックの影響で行われていた3回の量的緩和に対して行われた2014年1月から10月の金融引締策です。
2013年5月に突如としてFRBのバーナンキ議長がテーパリング発言を行い市場が混乱しました。
この混乱を「テーパータントラム」と言います。

ミルシルズでは今年中にも開始される可能性のあるテーパリングの前に前回のテーパリング時の個別銘柄の動きを追ってみようと思います。
今回は日本郵船(9101)です。
大相場となった2021年の日本郵船ですが、年内開始と言われる米国のテーパリングの影響はどうなるでしょうか?

前回のテーパリング時と重ね合わせ振り返ってみようと思います。

日本郵船(9101)の2013年-2014年 テーパリング期間の動き

上記が前回のテーパリング時(バーナンキ発言から10ヶ月におよぶテーパリング終了、そしてその後の立ち上がりまで)の日本郵船(9101)のチャートです。

まず5月のバーナンキ発言で高値3,200円を付けていた日本郵船(9101)の株価は2週間ほどで2,390円まで下落しました。約24%の大幅下落でした。約25%の下落率でした。

テーパリング開始までの時間でテーパリング後のドル高を先取りした買いが入るなど、テーパリング開始時の2014年1月には3,300円台まで値を戻しています。

テーパリング期間中はマーケットの下への圧力の影響もあり、テーパリング期間半ばには2700円台まで下落しました。

テーパリング終了後は子会社の訴訟問題や原油価格の急落や減産などによるショックで大幅に下に押す状況もありましたが、テーパリング後の急激なドル高により、日本郵船の株価も急騰しました。

今回のテーパリングで日本郵船はどうなる?

今回のテーパリングでもマーケットには売り圧力がかかり、その流れに押されて日本郵船の株価も下に押す可能性が高いです。
しかしテーパリング終了が近づくにつれてドル高傾向が強まっていくでしょうから、日本郵船にとっては大きな追い風になる可能性が大きいと思います。
狙いとしてはテーパリング期間の中期頃の安値を拾い、テーパリング終了後のドル高相場で売り抜けるというものでしょうか。
注意しなければいけないのは燃料価格です。
それ以外はマイナスに働くものはあまりないように思われます。
しかし、大相場の後なので高値を奪回できるかと言われれば、うーん・・・ってなりますね

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