前回のテーパリング時の個別銘柄の動き 任天堂(7974)編 テーパリングの影響は?前回の動きと今回の予想

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前回のテーパリング

リーマンショックの影響で行われていた3回の量的緩和に対して行われた2014年1月から10月の金融引締策です。
2013年5月に突如としてFRBのバーナンキ議長がテーパリング発言を行い市場が混乱しました。
この混乱を「テーパータントラム」と言います。

ミルシルズでは今年中にも開始される可能性のあるテーパリングの前に前回のテーパリング時の個別銘柄の動きを追ってみようと思います。
今回は任天堂(7974)です。

国内ゲーム関連大手、為替の影響を受けやすい任天堂の2013年から2014年を振り返ってみようと思います。


任天堂(7974)の2013年-2014年 テーパリング期間の動き

5月のバーナンキ発言で高値11,880円を付けていたソフトバンクグループ(9984)の株価は2週間ほどで9,080円まで下落しました。約24%の大幅下落でした。

その後E3 2013(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ 2013)での新作発表などの影響や円高に向いていた為替が円安に転換したことなどで株価は上昇に転じ、7月25日には高値で14,430円を付けます。

2014年の出だしも好調で16,150円の高値を記録していました。
しかしテーパリング開始で調整を始めたマーケットの流れに乗る形で下落に転じ、タイミングの悪いことに業績の下方修正まで重なり、株価は低迷をはじめました。

テーパリング中期の2014年5月半ばには安値で10,070円まで下落しました。

テーパリング後期には円安観測などでやや盛り返すも、低調な株価の中テーパリング期間を終えます。

その後、猛烈な円安進行により株価は上昇することとなります。
掲示板やツイッターなどでも円安が来るから任天堂は買いという書き込みをよく目にしていたのを覚えています。


今回のテーパリングで任天堂はどうなる?

今後行われるテーパリングで任天堂の株価はどのような影響を受けるかですが、基本的には下落場面があると思います。
しかし今回はハードが好調なので深押しはしないような気がしています。
テーパリング中期までに安いところを拾うことが出来れば、テーパリング期間終了後の利上げ相場に乗れる可能性が高いと思います。
任天堂(7974)にとってはテーパリングは上昇のきっかけになると思います。
前回ほどの急激な円安はないと思いますが、円安に振れるのは間違いのない流れなので買いで勝負出来る銘柄だと思います。


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