SQとかメジャーSQとかよく分からんって方に、
どういうものか、どう動くのか知っていただければ幸いです
目次
SQ(特別清算指数)とメジャーSQの違いについて
SQ(特別清算指数)とメジャーSQの違いについて、初心者でも理解しやすいように説明します。
SQ(特別清算指数)
- 定義: SQは「Special Quotation」の略で、先物取引やオプション取引の最終決済価格のことです。
- 算出日: 毎月第2金曜日に計算されます。
- 対象: 日経225先物取引やオプション取引などが対象です。
メジャーSQ
- 定義: メジャーSQは、3月、6月、9月、12月に発生するSQのことを指します。これらの月は、株価指数先物取引とオプション取引の両方が同時に決済されるため、特に重要です。
- 算出日: 3月、6月、9月、12月の第2金曜日に計算されます。
- 特徴: メジャーSQの週は取引量が増えやすく、株価が大きく動くことがあります。これは、先物やオプションのポジションが一斉に決済されるためです。
傾向
- SQの傾向: 毎月の通常のSQは、通常の取引の一部として扱われ、特に大きな変動はあまり見られません。
- メジャーSQの傾向: メジャーSQの週は取引量が増加し、株価が一時的に大きく動くことがあります。これは、先物やオプションの大量のポジションが決済されるためです。
この違いを知っておくと、株価の動きを予測しやすくなるかもしれませんね。
過去20年間で特に動きが激しかったメジャーSQの例
過去20年間で、メジャーSQの際に特に大きく動いた例を5つ紹介します。メジャーSQは、株価が大きく変動することがあり、ここではそのときの日経平均の高値と安値も一緒にお伝えします。
1. 2008年10月10日
- 高値: 10,155.90円
- 安値: 8,451.00円
- 背景: リーマンショックという大きな経済危機が起こり、世界中で株価が大きく下がりました。日本の株価も大幅に下落しました。
2. 2011年3月11日
- 高値: 10,254.43円
- 安値: 9,620.49円
- 背景: 東日本大震災が発生し、日本の経済に大きな影響を与えました。そのため、株価も大きく動きました。
3. 2015年8月21日
- 高値: 20,868.03円
- 安値: 19,435.83円
- 背景: 中国経済が悪くなるのではないかという心配から、世界中の株価が下がりました。日本の株価も影響を受けました。
4. 2020年3月13日
- 高値: 19,867.12円
- 安値: 17,431.05円
- 背景: 新型コロナウイルスが広がり、世界中で経済活動がストップしました。その影響で株価が大きく下がりました。
5. 2021年9月10日
- 高値: 30,347.41円
- 安値: 29,839.71円
- 背景: コロナ禍からの回復に対する期待と、金融緩和政策が続けられたことで、株価が上昇しました。
これらの例から、メジャーSQのときには経済の大きな出来事が原因で、株価が大きく動くことがわかります。