ミルシルズでは毎日、株式投資関連の記事を更新中! マネーカテゴリ をブックマークしていただけると幸いです。
目次
劣後債は元本割れリスクが非常に高い
劣後債のリスクは以下のとおりです。
基本的に発行体有利の投資家不利な金融商品が【劣後債】です。
わずか2%未満などの利息のために大事なお金を投資するのはもはや投資とは言えません。
劣後リスク
劣後債のリスクとして上げられるのはまず、劣後債の法的な弁済順位は株式より上、普通社債より下という劣後リスクです。
発行体である企業が倒産した場合、その企業に残った資産を使い分配が行われますが、普通社債などより弁済順位が低いため、戻ってくる金額は限りなく0に近くなります。
そもそも資金繰りがなく潰れた会社に返す金などないわけです。
償還延期のリスク
破綻危機に陥っている中国の中国恒大集団のように償還日が来ても償還が出来ず、延期されるリスクがあります。
そのような事象が発生した場合は大きく元本を割れる・全額返ってこないなどのリスクがあります。
流動性は限りなく小さい
償還前に換金したくても流動性がないので希望の額では売れません
米国の利上げが確定している状態で税引き2%以下の劣後債は買うだけ無駄
ちなみにソフトバンクグループ(9984)が劣後債を発行するようですが、その利率は2.48%(税引き後は1.976%)
米国は2022年から2024年にそれぞれ0.75%、0.75%、0.50%(中央値であって決定ではない)の利上げが見込まれており、中央値で2.0%となるわけです。
SBGと米国、どちらが安全でしょうか?
分かりきってますよね?米国のほうが安全です。
ソフトバンクグループの劣後債など買わずに上昇が見込める米国債を買ったほうが利口だということです。
社債を理解するのに役立つ書籍たち
リンク
リンク