4/13の22:53に1回目の地震、その後3回続いている長野県北部震源の地震ですが、震源地と活断層の位置関係は以下のようになっています。
震源東部に活断層
今回の震源地(36.5,137.8)の東部には糸魚川−静岡構造線断層帯およびに長野盆地西縁断層帯という2つの活断層が存在しています。
双方とも大きな地震を引き起こすとして警戒されている活断層です。
糸魚川−静岡構造線断層帯について
今回の震源のすぐ東にある 糸魚川−静岡構造線断層帯 は長野県北部から山梨県南部まで伸びる巨大な活断層です。長さにして158kmという巨大断層です。
全体が同時に動くことは想定されていませんが、今回の震源地のすぐ東の北部部分が動いた場合M7.1(最大M7.7)の大地震が発生する恐れがあります。
【糸魚川-静岡構造線断層帯 地震 に関する記事】
糸魚川−静岡構造線断層帯
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長野盆地西縁断層帯 について
今回の震源の東で斜めに伸びている活断層が長野盆地西緑断層帯です。
長野県下高井郡野沢温泉村から長野盆地の西緑に沿って伸びている全長74kmの活断層です。
1847年に発生した善光寺地震(M7.4)はこの活断層の活動で発生した地震です。
活動時はこの善光寺地震に近い規模の大地震が起こる可能性が指摘されています。
【長野盆地西緑断層帯 地震 に関する記事】
長野盆地西縁断層帯(信濃川断層帯)
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このエリアで大地震が発生した場合
糸魚川-静岡構造線断層帯北部での大地震発生時の震度予想
このように最大震度7の大きな揺れを含む猛烈な揺れを長野県内で観測する想定となっています。
山間部の割合が多いため、土砂災害の発生確率が高く、非常に危険です。
集落の孤立化などの問題も発生する可能性が高いです。
長野盆地西緑断層帯 で大地震が発生した場合
このように、JR長野駅周辺も最大震度7や震度6強の猛烈な揺れに襲われる想定となっています。
野沢温泉などの人気観光地でも最大震度7の可能性があります。
糸魚川−静岡構造線断層帯 同様に山間部の割合が大きい地域なので、土砂災害などで集落の孤立化などの問題が多数発生する可能性があります。
【生き残る為に】
生き残るためには食料と水の確保を第一とする必要があります。
非常食や水などの備蓄用のリンクです。どうぞご活用下さい。
山間部で孤立する恐れがある場合は、食料も水も1ヶ月程度分の備蓄をおすすめします。
湧き水などは地震発生後、口にしないで下さい。健康被害が出る恐れがあります。
電気やガス、水道などのインフラが使えない状況下、非常に困るのがトイレです。
衛生面の問題はのちの健康被害に直結するので、災害用トイレの準備はしておきましょう。