元々は疥癬など寄生虫の治療薬
新型コロナの特効薬ではないかと度々その名前を耳にする事が増えたイベルメクチンですが、実際はどうなのでしょうか?
現在判明していることをまとめてみようと思います。
開発者は北里大学の大村智博士。
大村博士はこのイベルメクチン開発の功績が認められてノーベル医学・生理学賞を受賞しています。
イベルメクチンは疥癬や寄生虫に関する病気に対し既に20年以上の歴史をもつ良薬として知られています。
副作用も少なく、価格も安いという利点がその名を高めています。
新型コロナに関しても世界27カ国で臨床試験が行われている状況です。
日本国内では
医薬品メーカーの興和(名古屋市)が北里大学、東京都医師会、愛知医科大学と臨床試験を実施中です。
臨床試験の結果は年内には出る予定
効果が認められれば厚生労働省の審査を経て1年ほどで認可が降りるとのこと。
新型コロナに関してのものなので申請が出次第、厚生労働省の審査も通常より迅速に行われることが想定され、1年を待たずして認可される可能性もあります。
欧米の動き
FLCCC(米国の救急救命医学領域の医師たちによって設立された団体)では世界各国の新型コロナ関連の臨床試験の結果を検証する団体ですが、イベルメクチンについて新型コロナに対して有効としています。
【FLCCCは怪しいとする考え方も】
イベルメクチンのみを投与したケース以外も回復例として算入しているデータをそのまま使うなどFLCCCを100%そのまま信じてはならないという研究者の方もいるようです。
確かに他の薬剤が追加して入っているのであれば、イベルメクチンの臨床とは言えませんよね。
メリット
イベルメクチンが世界中で約40億回使われて殆ど副作用を引き起こしていない点があります。
規定量の投与であれば副作用は他の薬剤に比べて確実に少ないという点は強みでしょう。
全ては日本国内の臨床試験次第
海外の怪しげな機関のデータを信じるのもいいですが、日本国内で既に臨床試験が行われているわけですから、その結果をまてばいいと思います。
ワクチンと併用出来るようになって、新型コロナが怖いものでなくなる未来が待ち遠しいですね。
ワクチンも国産ワクチンへの切り替えが急務
異物混入事例が続いていたり、心筋炎リスクのあるモデルナワクチンや供給不足のファイザー、血栓リスクのあるアストラゼネカに頼らない、国産ワクチンへの切り替えが急務です。