トウカイテイオーってどんな競争馬?
ウマ娘プリティーダービーでも人気のあるトウカイテイオー
リアルではどのような馬だったのか語っていきたいと思います。
天才・エリート路線を歩んだ2歳、3歳時
7冠馬シンボリルドルフの初年度産駒
皇帝と称された父にあやかり、帝王の名を付けられたトウカイテイオーだが、生まれた時の評価は決して高くはなかったそうで、華奢な体、脚長なタイプでダービーを勝利する馬だとは誰も思っていなかったようです。
しかし成長したテイオーは柔軟性があり、他馬が前にいることを許さない正に帝王たる態度を取るようになっていたそうです。
2歳の冬にデビュー、相手を全く寄せ付けない強さで2連勝を飾ります。
この時トレーナーの松元省一先生はクラシック級の馬だと確信していたそうです。
そして皐月賞
そして日本ダービーを圧勝して父シンボリルドルフに次ぐ父子2代ダービー制覇を達成します。
それにしても20頭立てが新鮮です
全治半年の骨折 休養へ
ダービーゴール後には歩様の異常が見られていたそうです。
そこで骨折が判明し、中期の休養へと入ります。
復帰後の圧勝劇 そして故障・・・
復帰後の大阪杯では初のタッグとなった父シンボリルドルフの主戦騎手でもあった岡部幸雄騎手を背にムチを使うこと無く圧勝という離れ業を見せ、やはりテイオーは強いと誰もが思いました。
そして春の天皇賞ではトウカイテイオーのいない3冠最後の菊花賞を勝利したメジロマックイーンとの対決となり、5着に敗退。レース後に剥離骨折が判明します。
そして短期休養後の天皇賞秋も僅差ではありましたが7着敗退となってしまいます。
そして迎えたジャパンカップはイギリスダービー馬2頭など当時史上最高のジャパンカップと言われるレースとなり、トウカイテイオーの単勝オッズは10倍まで落ちてしまったのでした。
解説の大川慶次郎さんも外国馬を推すなかジャパンカップを制覇
父シンボリルドルフに続き父子2代ジャパンカップ制覇となりました。
次戦の有馬記念では体調不良のため11着大敗
その後半年間調整が付かず「もうトウカイテイオーは終わった」という声が聞こえるようになってきていました。
364日ぶりの運命の有馬記念
ストライドの大きい、そして力強い強い時のトウカイテイオーがそこにいました。
トウカイテイオーが2着のビワハヤヒデに囁いているような気がするレースです。
「坊や、まだまだ君には負けないよ」
田原成貴騎手の涙も心がふるえます。
父ルドルフを追い 追いかけた息子テイオー
父シンボリルドルフの姿を追いかけ続けたトウカイテイオーの競走生活は波乱に満ちた大冒険でした。
歴史に残る名馬だと思います。
引退後、種牡馬に
産駒としては、マイルチャンピオンシップを勝ったトウカイポイントや阪神ジュベナイルフュリーズを勝利したヤマニンシュクル、かしわ記念を勝利したストロングブラッドを輩出。
G1ホースの父となりました。
2013年8月30日
2013年8月30日 急性心不全で死去 25年の生涯でした。
そしてウマ娘へ
ウマ娘プリティーダービーで人気キャラとして再注目されています。
天国でトウカイテイオーも喜んでいると思います。