2021年4月16日の新型コロナウイルス新規感染者は大阪で1209人、兵庫県で510人と過去最多を更新しました。
大阪は4日連続で最多更新
4月13日(火)1099人
4月14日(水)1130人
4月15日(木)1208人
4月16日(金)1209人
上記は大阪の新規感染者の推移ですが、1000人以上で推移してしまっています。
殆どの感染者が変異株の感染者とみられ、このままであれば更に感染者が増える可能性大です。
重症化患者への対応が出来なくなる医療崩壊はもうすぐそこまで来ており、死亡者激増の転換点を迎えている可能性も大です。
40代50代の重症化率が1.7倍程度まで上昇しているのがこの変異株の恐ろしいところで、重症患者用のベッドがもう余っていない状況で高齢者をトリアージで切り捨て、40代50代を助けるというステージに入る寸前まで来ている可能性が高いです。
高齢者は今感染して重症化した場合、切り捨てられる可能性があるという事を想定して、感染予防をする必要があります。
【重症化患者を切り捨てるトリアージ関連の記事】
大阪知事「病床トリアージやる」 重症者増加で方針
感染疑いの救急患者に 大阪府「トリアージ病院」本格運用へ
命の選別「トリアージ」をすると宣言した吉村洋文知事。言葉の重みを理解しているのか?
昨年トリアージについて発言した大阪府の吉村知事に対して批判的な報道をしたメディアもありましたね。
ですが、助かる見込みの薄い患者や病気を持っていて助かっても長くない人、これらの患者を救う事で、若年世代の死者が増える事の影響を考えて報道されているかは疑問です。
早いもの勝ちの医療を行えば国は滅びます。
トリアージされたくなければ、個人医やお抱えの医療施設に【金銭】を多く支払って生かしてもらう時代が来るのかも知れませんね。
切り捨てられたくなければ、自分で医療器具と医療スタッフを揃えろという時代が。
【病床トリアージとは?】
トリアージ(triage)とは、医療資源が切迫状態になっている際に最善の治療を行うために、傷病者の状態などに応じて、搬送や治療の順位付けをすることです。
受付順の早い者順の医療だと重症者を救えず、手の尽くしようのない重症者に医療資源を使えば救える患者を救えなくなるという悪循環を患者の順位付けをすることで回避することが出来ます。
トリアージの区分は4段階あり、
赤色:直ちに治療しないと死に至る状態の患者
黄色:短時間の治療の遅れであれば、死には至らない状態の患者
緑色:一番最後にまわしても影響のない患者
黒色:手遅れの患者
赤を最優先次に黄色、余裕があれば緑だが緑は別の軽症者を受け入れている病院への転院も視野に入れる、黒色は諦める。
コロナの場合は赤色の中でも高齢者の状態については黒色判断を早める傾向が強くなる可能性があります。