飲めるコロナ治療薬「モルヌピラビル」は救世主なのか?類似薬の重大な問題などがあまり報道されない事に違和感あり

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重症化50%低減

飲めるコロナ治療薬「モルヌピラビル」の注目度が上がってきています。
臨床試験で出た重症化50%低減で入院数や死亡数を減らす可能性が脚光をあび、希望の星のような報道をされています。
レムデシビルしかなかった治療薬分野ですが、モルヌピラビルの登場で選択肢が増えるというメリットは確かにありそうです。

が、殆ど報道されない問題、しかも生命に関わるような重要な問題をこの薬は抱えている可能性がある事をマスコミは報道しません。

類似薬が変異原性(DNAを損傷させること)で開発中止

生命に関わる問題というのは米国ファーマセット社が開発していたモルヌピラビルの類似薬に変異原性(DNAを損傷させること)という重大な問題が発覚し、薬の開発自体が頓挫していた事実があるということです。

たかが類似薬といっても生命にかかわること。無視は出来ませんよね?

インドでは中等症患者への投与中止の過去

オーロビンド・ファーマとMSNラボラトリーズのインド製薬会社2社はモルヌピラビルの中等度の患者に対する後期臨床試験(治験)を中止予定と公表しています。
中等症患者には顕著な効き目ナシと判明したとの事です。

有効性とリスクを同じレベルで報道すべき

新型コロナにおける善と悪の傾向は一方的なものになる傾向が強いです。
各国マスコミの対応、政府の無知な人間の無責任な発言など非常に問題があると思います。
モルヌピラビルについても軽症者への顕著な(50%程度ですが)効果は評価しつつ、抱えている問題も報道するべきです。

このまま変異原性の報道がなされずに、承認後同事例が出た場合、叩きに叩きまくりますよ?
そのへんは覚悟しておいて欲しいですね。
責任を取るべき人間をしっかりと用意しておく必要があると思いますよ。

リスクについて報道をすると臨床への参加が減るという考えは甘えです。

国産ワクチン・治療薬の治験の状況

国産のコロナワクチンや経口治療薬の臨床試験(治験)も10月に入り拡大してきている模様です。
私は既に治験にてワクチン接種を終えていますが、業者さんから届く治験の案内は見ることが出来るので治験の件数が増えているのを確認済です。

治験では未接種の方への接種は勿論のこと、感染経験者の血液検査など多岐にわたる案件があります。
これら全ての治験に対して、数千円から数十万円までの負担軽減費が出ます。

新型コロナ以外の分野でも一度登録しておくと参加がしやすいです。
治験参加は社会貢献が出来、まとまった副収入も期待できる有意義なものです。

参加前にリスク等の説明はしっかり受けることが出来るので、危ないと思ったら参加を取り消すことも可能です。

国産のお薬が充実することはすなわち国力でもあるので、治験参加は非常に意義のある事です。

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